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ベトナムのドラゴンフルーツの食べ方|値段・選び方・切り方・保存

ベトナムのドラゴンフルーツの食べ方。値段、選び方、切り方、保存を紹介

この記事の結論

ベトナムの市場やスーパーで、鮮やかなピンク色の実を見たことはありませんか。それがドラゴンフルーツです。見た目のインパクトが強い一方で、「どうやって切るの?」「白いのと赤いの、どっちを選べばいいの?」と迷う人も多いかもしれません。

記事タイプ主な比較ポイント向いている人
図鑑分類・生態・品種・旬特徴や違いを比較したい人
物語原産地・歴史・文化・伝説背景まで深く知りたい人
食べ方この記事選び方・切り方・保存方法買って実際に楽しみたい人

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ベトナムのドラゴンフルーツの値段・選び方、簡単な切り方、食べ方、保存方法と日本への持ち帰り条件を紹介します。

ベトナムの市場やスーパーで、鮮やかなピンク色の実を見たことはありませんか。それがドラゴンフルーツです。見た目のインパクトが強い一方で、「どうやって切るの?」「白いのと赤いの、どっちを選べばいいの?」と迷う人も多いかもしれません。

実は、切り方はとても簡単です。半分に切り、スプーンで果肉をすくえば食べられます。この記事では、2026年7月にベトナムのスーパーで購入したときの値段をはじめ、おいしい実の選び方、切り方、現地らしい食べ方、保存方法、日本への持ち帰り条件まで順に解説します。

見た目の迫力に反して、実は「世界一簡単なフルーツ」。Buyer's Journey: 1.知る→2.買う→3.味わう→4.持ち帰る
見た目のハードルの高さと、実際の食べやすさのギャップ。この記事もこの4ステップの順番で進みます

生態、味、栄養、品種はドラゴンフルーツ図鑑|味・栄養・品種とサボテンの生態、原産地とベトナム伝来の歴史はドラゴンフルーツ物語|原産地・名前の由来とベトナム伝来の歴史で詳しく紹介しています。

目次

ベトナムのドラゴンフルーツ|値段と食べ方の早見表

項目内容
ベトナム語名Thanh long
読み方の目安タインロン
一般にみずみずしく穏やかな甘さ。筆者の実食では、白肉種はさっぱり、赤肉種は白肉種より甘みが強く濃厚だった(品種・熟度により異なる)
食感シャリシャリとした食感で、キウイに近い小さな種のプチプチ感がある
買える時期ほぼ通年(詳しくは姉妹記事「ドラゴンフルーツ図鑑」へ)
価格の一例筆者は1個(約0.55kg)を1万7千ドンで購入。売り場の表示は通常3万3,000ドン/kg、値引き後3万ドン/kg(2026年7月、スーパー)
買いやすい場所スーパー、青空市場
基本の食べ方半分に切って、スプーンで果肉をすくって食べる
現地らしい食べ方ピンク色に着色したライスペーパー「Bánh tráng thanh long」で作る生春巻き
初心者おすすめ度★★★☆☆

ドラゴンフルーツのベトナム語は「Thanh long」

ドラゴンフルーツは、ベトナム語では「Thanh long(タインロン)」と呼ばれます。漢字で書くと「青龍」で、鱗のような皮の見た目に由来するとされています。名前の由来や、実はサボテンの仲間だったという生態の雑学は、姉妹記事のドラゴンフルーツ図鑑で詳しく紹介しています。

市場で値段を尋ねるときは、次の表現が使えます。

Một cân này bao nhiêu?
モッ・カン・ナイ・バオ・ニュー(これは1キロいくらですか)

ドラゴンフルーツは基本的に1kg単位、または1個単位で売られています。

ベトナム語で「青龍」を意味するタインロン。名称: Thanh long(漢字で青龍、鱗のような皮の見た目が由来)/時期: ほぼ通年/食感: シャリシャリとした果肉にキウイのような無数の小さな種のプチプチ感
名称・時期・食感の3点が、この果物との最初の付き合い方を教えてくれる

ドラゴンフルーツの味と食感|白肉種と赤肉種

ベトナムで流通するドラゴンフルーツには、大きく分けて白肉種と赤肉種の2種類があります。姉妹記事VNF-ZUKAN-001の実食記録によれば、白い果肉は固形感がなくさっぱりとした味わい、赤い果肉は少しねっとりとして甘みが強めとされています。詳しい品種の違いはドラゴンフルーツ図鑑で紹介しています。

果肉にはキウイのような小さな黒い種が無数に散らばっており、種は果肉と一緒に食べられます。みずみずしい果肉と、種の細かなプチプチ感が特徴です。通常、厚い皮は食べずに取り除きます。

さっぱりした白か、濃厚な赤か。白肉種は味さっぱり甘さ控えめ・食感固形感がなくみずみずしい・暑い日のリフレッシュに。赤肉種は味白肉種より甘みが強く濃厚・食感少しねっとり・しっかりとしたデザートとして。初心者おすすめ度★★★☆☆
白肉種と赤肉種を並べて比較。どちらも初心者おすすめ度は★3で、気軽に試せる果物

ベトナムのドラゴンフルーツの値段と買える場所

筆者は2026年7月、スーパーで1個(約0.55kg)を1万7千ドンで購入しました。売り場の表示は通常3万3,000ドン/kg、値引き後3万ドン/kgでした。価格は品種、産地、時期、売り場によって変わるため、この数字は購入時点の一例です。

スーパーの値札「Thanh Long Phan Thiết」産地ビントゥアン省、30,000ドン/kg(通常33,000ドンから値引き)
実際に購入したスーパーの値札。「Thanh Long Phan Thiết(ファンティエットのタインロン)、産地: ビントゥアン省」と表示されている

青空市場・路上の果物売り

大きなカゴに山積みにされ、量り売りされていることが多い果物です。ほぼ通年見かけるため、他の果物の旬が合わなかったときの代わりとしても重宝します。

スーパー

パック入りや1個売りで販売され、値段と重さを確認しやすいのが利点です。白肉種・赤肉種が並んで売られていることも多く、見比べて選べます。

スーパーの店頭で竹カゴに並べられたドラゴンフルーツ
筆者が訪れたスーパーの陳列。外観だけでは果肉が白か赤かは判別できない
竹カゴいっぱいに積まれたドラゴンフルーツ、鱗状の突起がよく分かる接写
鱗のように見える緑色の苞がよく分かる接写。果実には商品シールが貼られている

果物専門店・配達アプリ

店頭に目当てのタイプがない場合は、果物専門店や食料品の配達アプリで「thanh long ruột đỏ(赤肉ドラゴンフルーツ)」などと検索する方法もあります。

ベトナムでの購入場所、市場で使えるベトナム語、2026年7月の購入例をまとめた図
2026年7月の筆者購入例。通常3万3,000ドン/kg、値引き後3万ドン/kg、0.55kgで1万7,000ドン。

おいしいドラゴンフルーツの選び方

姉妹記事のドラゴンフルーツ図鑑で紹介したとおり、ドラゴンフルーツはパイナップルと同じく収穫後に甘くなること(追熟)がない果物です。そのため、買うときにすでに食べ頃かどうかを見極める必要があります。

選ぶときは、果皮に張りがあり、同じ大きさなら重みを感じるものを目安にします。大きな傷、汁漏れ、カビ、極端な軟化があるものは避けましょう。苞の先が少し乾いているだけなら品質に大きな問題がない場合もあります。果皮の色やツヤだけで甘さを判断することはできないため、可能なら品種・産地・収穫時期も確認します。

ドラゴンフルーツの張りと硬さ、傷みの兆候、重みを確認する選び方
果皮の張りと硬さ、大きな傷・汁漏れ・カビ・極端な軟化、大きさに対する重みを確認する。

ドラゴンフルーツの切り方|半分に切ってスプーンですくう

ドラゴンフルーツの皮には厚みがありますが、一般的な包丁で簡単に切れます。果皮の表面を流水で洗ってから切りましょう。

  1. 洗った実を安定する向きでまな板に置き、縦半分に切ります。
  2. 切った断面を上にして、スプーンを皮と果肉の間に沿わせるように差し込みます。
  3. スプーンで果肉をすくい出し、そのまま食べるか、一口大に切って器に盛ります。

皮ごと1/4にカットし、両端を軽く押して皮と果肉を分離させる方法もあります。パイナップルのようならせん状の皮むきも、ライチやランブータンのような皮むきも不要で、シリーズの中でも手軽な切り方といえます。

包丁を入れるのは1回だけ。スプーンですくう3ステップ。Step1切る(実を横向きに置き縦半分に切る)→Step2差し込む(切った断面を上にし皮と果肉の間にスプーンを沿わせる)→Step3すくう(そのまま果肉をすくい出す)
包丁を使うのは最初の一回だけ。あとはスプーン1本で完結する

ベトナムで試したいドラゴンフルーツの食べ方4選

そのまま、シントー、バインチャン、果実酒というドラゴンフルーツの楽しみ方
そのまま食べるほか、シントーやライスペーパー、果実酒などで楽しめる。酒の度数は商品ごとに確認する。

1.そのままで食べる

ベトナムでドラゴンフルーツといえば、まずは半分に切ってスプーンですくい、そのまま食べるのが基本です。冷やして食べると、暑い日のデザートとしてより美味しく感じられます。

2.Sinh tố thanh long(ドラゴンフルーツのスムージー)

「sinh tố(シントー)」は、果物に氷、牛乳や練乳などを加えてミキサーにかけるベトナムの飲み物です。赤肉種を使うと鮮やかなピンク色になります。すべての店にドラゴンフルーツ味があるわけではないため、メニューで「sinh tố thanh long」を探してみてください。

3.Bánh tráng thanh long(ピンク色のライスペーパーで作る生春巻き)

ドラゴンフルーツを生地に加えたピンク色のライスペーパー「bánh tráng thanh long(バインチャン・タインロン)」は、主産地ビントゥアン省で開発・販売されている加工品です。製品の種類に応じて水で戻し、エビや豚肉、野菜、米麺などを巻いて生春巻きにできます。戻し方や用途は商品表示を確認してください。

4.Rượu thanh long(ドラゴンフルーツ酒)

ドラゴンフルーツを使った果実酒も販売されています。製品によって醸造酒・リキュールなどの種類やアルコール度数が異なるため、ラベルを確認しましょう。「ジュース感覚」で飲まず、一般の酒類と同じように適量を守ってください。

赤い尿・便が出ることもある

赤肉種のドラゴンフルーツを多く食べたあと、ベタシアニンなどの色素によって尿や便が一時的に赤く見えることがあります。医学文献には、赤肉種を食べた5歳児の尿が一時的に鮮紅色となり、検査で血液が認められなかった症例が報告されています。

ただし、赤い尿や便の原因が食べ物だと自己判断するのは禁物です。痛み、発熱、血の塊、黒い便、めまいなどを伴う場合、色が続く場合、または原因に心当たりがない場合は医療機関へ相談してください。

赤肉種の色素で尿や便が一過性に赤く見えることと、受診の目安を示す図
色素による一過性の変色のことがある。痛み・発熱などを伴う、変色が続く、食べた覚えがない場合は医療機関へ。

ドラゴンフルーツの保存方法|冷蔵・冷凍の目安

丸ごとのドラゴンフルーツは、買ってから置いても甘さが増えないため、状態のよいうちに食べきります。高温多湿のベトナムでは室温に長く置かず、乾燥を防いで冷蔵するのが無難です。

  • 数日以内に食べる:乾燥を防ぎ、冷蔵庫で保管する
  • 少し長めに保存する:乾燥防止のため密閉できる袋や容器に入れ、冷蔵庫で保管する
  • 長期保存する:皮をむいて一口大にカットし、冷凍する。冷凍のままスムージーの材料にも使える
ドラゴンフルーツの未カット、カット後、長期保存の方法を示す図
高温多湿のベトナムでは冷蔵保存を基本に。長期保存は皮をむいて小分け冷凍する。

生のドラゴンフルーツは日本へ持ち帰れる?

生のドラゴンフルーツを、旅行者が個人のお土産として日本へ持ち帰ることはできません。

農林水産省植物防疫所の「ベトナム」向け品目別ページ(2026年9月時点で確認)には、「くだもの|ドラゴンフルーツ(ピタヤ)|持ち込めません」と明記されています。

紛らわしい点として、姉妹記事のドラゴンフルーツ図鑑で紹介したとおり、ベトナム産ドラゴンフルーツは白肉種が2009年、赤肉種が2017年に、所定の植物検疫条件を満たす貨物として輸入解禁されています。しかし、これは登録施設での蒸熱処理や検査などを経る流通ルート向けの制度であり、旅行者が市場で買った実をそのまま手荷物として持ち帰れるという意味ではありません。

お土産にはライスペーパーや果実酒などの加工品が候補になりますが、原材料や製造方法によって植物検疫・動物検疫・税関の扱いが異なります。未開封の市販品を選び、購入前と渡航前に最新の持ち込み条件を確認してください。酒類には免税範囲や年齢制限もあります。

ベトナム産ドラゴンフルーツの生果実は日本に持ち込めず、加工品も条件確認が必要と示す図
旅行者の手荷物では生果実は持ち込み不可。加工品も品目ごとに植物・動物検疫、税関を確認する。

検疫条件は変わる可能性があります。渡航時には必ず最新情報を確認してください。

筆者の実食メモ

購入記録
場所:スーパー
日付:2026年7月
価格:1個(約0.55kg)=1万7千ドン

食べた感想
白: みずみずしく柔らかく甘さ控えめ/赤: 白より甘みが強く濃厚。赤は果汁で手が赤く染まる
初心者おすすめ度:★★★☆☆

半分に割った白肉種ドラゴンフルーツ。白い果肉に黒い種が無数に散らばる断面と、剥いた皮
実際に食べた白肉種の断面。皮を剥いて半分に割ると、真っ白な果肉に黒い種が散らばる姿が現れる

ドラゴンフルーツの食べ方でよくある質問

白肉種と赤肉種、どちらを選べばいいですか?

さっぱりした味が好みなら白肉種、しっかりした甘みが欲しいなら赤肉種がおすすめです。詳しい品種の違いはドラゴンフルーツ図鑑で紹介しています。

買ってから置けば甘くなりますか?

いいえ。収穫後に置くことで甘みが増す果物ではありません。張りと重みがあり、大きな傷、汁漏れ、カビ、極端な軟化がないものを選び、早めに食べきります。

皮や種は食べられますか?

種は果肉と一緒に食べられます。皮を料理に利用する例もありますが、生の果実を食べるときは取り除くのが一般的です。

日本へ持ち帰れますか?

市場などで購入した生果実は、旅行者の手荷物として日本へ持ち込めません。加工品も一律に持ち込めるわけではないため、原材料と最新の検疫・税関条件を確認してください。

ベトナムのドラゴンフルーツの食べ方まとめ

ベトナムのドラゴンフルーツは、半分に切ってスプーンですくうだけで食べられる、シリーズの中でも手軽な果物です。

  • 選ぶ:張りと重みがあり、大きな傷、汁漏れ、カビ、極端な軟化がないものを選ぶ
  • 切る:縦半分に切り、スプーンで果肉をすくう
  • 食べる:そのまま、Sinh tố(スムージー)、Bánh tráng thanh long(ピンクの生春巻き)、Rượu thanh long(果実酒)などで楽しむ
  • 注意する:赤肉種の色素で尿・便が赤く見えることがあるが、症状を伴う場合や色が続く場合は自己判断せず受診する
  • 保存する:早めに食べきり、長めに保存する場合は冷蔵・冷凍にする
  • 持ち帰る:市場で買った生果実は日本へ持ち帰れない。加工品も品目ごとの最新条件を確認する

市場で見かけたら、まずは1個買って、半分に切ってスプーンですくってみてください。見た目のインパクトほど癖のない、気軽に試せるベトナムの果物です。

ドラゴンフルーツの買い方、切り方、食べ方、保存、日本への持ち帰りをまとめた図
張りと重みを確認し、洗ってから縦半分に。購入後は冷蔵保存し、生果実は日本へ持ち帰らない。

ドラゴンフルーツの生態・歴史も知りたい人へ

生態、味、栄養、品種、日本の検疫事情などの基本情報はドラゴンフルーツ図鑑|味・栄養・品種とサボテンの生態へ。中南米からベトナムへの伝来と、史料・地域伝承の違いはドラゴンフルーツ物語|原産地・名前の由来とベトナム伝来の歴史へ。

参考資料

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この記事を書いた人

ベトナム・ハノイ在住。現地の市場やスーパーで実際に果物を購入し、味・旬・選び方・食べ方を紹介しています。日本ではあまり知られていない南国フルーツの魅力を、現地での体験をもとに分かりやすくお伝えします。

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