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ベトナムの果物15選|14種の実食体験と写真でわかる名前・味・値段

ベトナムで初めて果物を食べるなら、旬のマンゴー・マンゴスチン・ライチがおすすめです。季節を問わず探しやすい果物には、ドラゴンフルーツやパイナップルがあります。

この記事では、ハノイ在住の筆者が実食した果物14種類と、旬を迎えていない未実食のミルクフルーツを合わせた15種類を写真付きで紹介します。ベトナム語名・味・旬を早見表で比較できるほか、価格、食べ方、現地での買い方、日本への持ち帰りについても解説します。

味の感想は実食体験を基本とし、ミルクフルーツは一般情報として区別しています。価格は購入・店頭確認時の一例と参考資料に基づく目安です。

目次

ベトナムの果物15種類|名前・味・旬の早見表

「初心者おすすめ度」は、手に入りやすさ・食べやすさ・失敗の少なさを示す目安です。旬と売り場での状態も合わせて選びましょう。

写真または果物名を押すと、本文の紹介へ移動します。スマホでは表を左右に動かしてご覧ください。

#写真果物ベトナム語名(目安)旬・出回る時期(目安)味・食感ひとこと初心者おすすめ度
1皿に並べた黄色い完熟マンゴーと緑色の未熟マンゴーマンゴーXoài(ソアイ)4〜7月なめらかでジューシー。濃厚な甘みと豊かな香り。★★★★★
2皿に盛ったマンゴスチンと皮を開いた白い果肉マンゴスチンMăng cụt(マンクッ)5〜8月柔らかくしっとり。上品な甘みと爽やかな酸味。★★★★☆
3市場の竹かごに山積みされた赤いランブータンランブータンChôm chôm(チョムチョム)5〜9月プリッと弾力があり、みずみずしく甘い。★★★☆☆
4葉と枝が付いた房の状態の生ライチライチVải(ヴァイ)5〜6月プリプリでジューシー。強い甘みと華やかな香り。★★★★☆
5売り場に枝付きで山積みされたロンガンロンガンNhãn(ニャン)7〜9月柔らかく弾力があり、はちみつのような濃厚な甘み。★★★☆☆
6かごに山積みされた赤いドラゴンフルーツドラゴンフルーツThanh long(タインロン)ほぼ通年白:みずみずしく柔らかい/赤:筆者の実食では甘みが強め(品種・熟度で異なる)★★★☆☆
7皿に盛った丸ごとの青いパパイヤと半分に切ったオレンジ色の完熟果パパイヤĐu đủ(ドゥードゥー)通年柔らかくなめらか。まろやかで優しい甘み。★★★☆☆
8売り場に山積みされたベトナムの小ぶりなパイナップルパイナップルDứa(ズア)通年適度な歯応えでジューシー。甘酸っぱく香り豊か。★★★★☆
9市場の売り場に積まれた緑色と茶色のココナッツココナッツDừa(ズア)通年若い実の果肉は柔らかく、ミルキーでまろやかな甘み。★★★☆☆
10皿に盛った丸ごとと半分に切ったパッションフルーツパッションフルーツChanh leo(チャインレオ)通年種のプチプチ感があり、強い酸味と濃厚な香り。★★★★☆
11木の幹から垂れ下がる2個の大きなジャックフルーツジャックフルーツMít(ミッ)7〜8月ごろ厚みと弾力があり、濃厚な甘みと強い香り。★★★☆☆
12スーパーの竹かごに山積みされた丸ごとのドリアンドリアンSầu riêng(サウリエン)5〜8月クリームチーズのようになめらか。ねっとり濃厚だが匂いが強い。★★☆☆☆
13皿に盛った丸ごとのカスタードアップルカスタードアップルNa(ナー)7〜9月筆者の実食ではシャリッとした食感。完熟果はクリーミーとされる。種は大きめ。★★★☆☆
14スーパーの売り場に山積みされた緑色のザボンザボンBưởi(ブオイ)通年サクサクとした食感。爽やかな甘みと軽い酸味。★★★☆☆
15ミルクフルーツの参考イラスト参考イラスト
未実食
ミルクフルーツVú sữa(ヴーシュア)11〜3月クリーミーでなめらか。優しくまろやかな甘み(未実食のため一般情報)−

※★は「手に入りやすさ・食べやすさ・失敗の少なさ」を含めた初心者向けの目安です。筆者の好きな順ではありません。未実食のものは「−」としています。 ※ベトナム語名はハノイ(北部)での呼び方を基準にしています。南部では呼び方が異なる果物もあります(例:パイナップルは南部で「Thơm(トム)」)。 ※旬は年・地域・品種によって前後します。「通年」は店頭で見かける時期を示し、一年中が旬という意味ではありません。円換算には、本記事の目安として1万ドン=約60円を使用しています。

15種類の果物の旬と初心者おすすめ度をまとめた一覧図
15種類の旬と初心者おすすめ度を一覧にしました。図の5点満点の評価は、上の表の星の数に対応します。

ベトナムの果物の値段は?価格・購入先の早見表

価格を見るポイント

価格は季節、産地、品種、購入場所によって変わります。値札の単位が「1個」「100g」「1kg」のどれかを確認してください。写真の値札は撮影時の価格で、本文の購入価格とは異なる場合があります。

下の表は、筆者の購入・店頭確認値や参考資料をもとに、ハノイで自分用に買うときの予算目安をまとめたものです。現地では売り場の単価と計量後の金額を確認してください。

日本との値段の違いは、ベトナムと日本の果物15種類の価格比較で、調査時期・購入店・重量単価とともに紹介しています。

#果物価格の目安日本円換算買いやすい場所
1マンゴー5万〜6万ドン/kg300〜360円スーパー、青空市場
2マンゴスチン5万6千〜9万ドン/kg340〜540円スーパー、青空市場、果物専門店
3ランブータン約4万7千ドン/kg約280円スーパー、青空市場
4ライチ約5万ドン/kg約300円スーパー、青空市場、果物専門店
5ロンガン4万5千〜8万ドン/kg270〜480円スーパー、青空市場、GrabMart掲載店
6ドラゴンフルーツ3万〜5万5千ドン/kg180〜330円スーパー、青空市場
7パパイヤ2万〜4万ドン/kg120〜240円スーパー、青空市場
8パイナップル約2万5千ドン/個約150円スーパー、青空市場、路上の果物売り
9ココナッツ約3万1千ドン/個約190円スーパー、青空市場、ジュース店
10パッションフルーツ約3万9千ドン/kg約230円スーパー、青空市場、GrabMart掲載店
11ジャックフルーツむき身6万〜12万ドン/kg360〜720円スーパー、果物専門店
12ドリアン8万〜15万ドン/kg480〜900円スーパー、青空市場、ドリアン専門の売り手
13カスタードアップル4万9千ドン/kg約290円スーパー、青空市場、果物専門店
14ザボン4万5千〜12万ドン/kg270〜720円スーパー、青空市場、果物専門店
15ミルクフルーツ要現地確認—スーパー、青空市場、果物専門店

※「日本円換算」は1万ドン=約60円という本記事の換算目安で計算し、読みやすい金額に丸めています。 ※マンゴー、ランブータン、ライチ、ロンガン、ドラゴンフルーツ、パイナップル、ココナッツ、パッションフルーツ、カスタードアップルは、筆者の購入・店頭確認値を基準にしています。マンゴスチン(5万6千ドン/kg)とドリアン(10万9千ドン/kg)も筆者の購入値を含みますが、価格の幅は外部資料で補いました。その他は2026年の小売例や公的な市場資料をもとに、ハノイでの購入を想定して幅を持たせています。ミルクフルーツは北部産地の価格例のみ確認できたため、ハノイでの小売価格は要現地確認としました。

1,000円で買えるマンゴー、ドラゴンフルーツ、ドリアンの量を比較した図
約1,000円の予算で買える量の目安。価格は時期や売り場によって変わります。

ベトナムの果物の旬|旅行する季節で選ぶ

旅行時期が決まっているなら、早見表の旬を目安に候補を絞ると選びやすくなります。

  • 5〜6月ごろ: ライチ、マンゴー、マンゴスチンなどが候補です。
  • 7〜9月ごろ: ロンガンやカスタードアップルが候補です。ジャックフルーツは7〜8月ごろが目安です。
  • 11〜3月ごろ: ミルクフルーツが旬の目安です。ただし筆者は未実食のため、店頭での入荷や熟し具合を確認してください。
  • 季節を問わず探しやすいもの: ドラゴンフルーツ、パパイヤ、パイナップル、ココナッツなど。通年流通していても、味や価格は時期によって変わります。

これは本記事の早見表を季節別に整理した目安です。北部・南部などの地域、品種、その年の天候で出回る時期は前後し、旬でもすべての店で買えるとは限りません。

まず食べたい定番の果物10種|写真と味・食べ方

定番10種の楽しみ方

迷ったらマンゴー、マンゴスチン、ライチなど、食べ方が分かりやすい果物から試すと安心です。少量ずつ買って味や食感を比べてみましょう。

1. マンゴー(Xoài:ソアイ)

ベトナムの果物でまず外せないのがマンゴーです。面白いのは、熟し具合によって別の果物のように楽しめること。完熟マンゴーはなめらかな食感で甘みが強く、デザートそのものです。一方、未熟な青いマンゴーはシャキシャキとした食感で、現地では塩をつけて食べます。酸味と塩気の組み合わせは、慣れるとくせになります。ドライマンゴーも噛み応えがあり、甘みが強く、お土産の定番です。日本へ持ち帰る場合は、商品の加工状態や原材料を確認してください。

価格の目安は1kgあたり5万〜6万ドン(約300〜360円)。筆者が購入したときは、2個(約0.6kg)で3万6千ドンほど(約220円)でした。少量なら気軽に試せる価格です。

スーパーの売り場に並ぶ黄色と緑色のマンゴー
スーパーの売り場に豊富に並ぶ、黄色や緑色のマンゴー。
果物売り場でネットに包まれて販売されるベトナム産マンゴー
果物売り場でネットに包まれて販売されるベトナム産マンゴー。
皿に並べた黄色い完熟マンゴーと緑色の未熟マンゴー
黄色い完熟果と緑色の未熟果では、味や食感が大きく異なります。
皿に盛ったカットマンゴーとベトナムのつけ塩
カットしたマンゴーは、つけ塩と一緒に楽しむこともあります。
ベトナムのマンゴーの旬、価格、おすすめ度、味わいを紹介する図
完熟と青い実で異なる味わいを楽しめる、ベトナムのマンゴー。

詳しく読む:マンゴー図鑑|マンゴー物語|マンゴーの食べ方

2. マンゴスチン(Măng cụt:マンクッ)

「果物の女王」と呼ばれるマンゴスチン。濃い紫色の硬い皮の中に、白い果肉が入っています。なめらかな舌触りでとてもおいしく、筆者のいちばんのお気に入りです。日本では生のマンゴスチンを見かける機会が少ないため、旬(5〜8月ごろ)にベトナムへ行くなら、ぜひ食べてほしい一品です。

筆者が購入したときは1kgあたり5万6千ドン前後(約340円)でした。1kgで12〜13個ほどだったので、1個あたり約4,300〜4,700ドン(約26〜28円)です。

市場の売り場に並ぶマンゴスチンと価格表示
市場の売り場に並ぶ、濃い紫色のマンゴスチン。
皿に盛ったマンゴスチンと皮を開いた白い果肉
厚い紫色の皮を開くと、房状の白い果肉が現れます。
ベトナムのマンゴスチンの旬、価格、おすすめ度、味わいを紹介する図
白い果肉となめらかな口当たりが特徴のマンゴスチン。

詳しく読む:マンゴスチン図鑑|マンゴスチン物語|マンゴスチンの食べ方

3. ランブータン(Chôm chôm:チョムチョム)

赤い皮に柔らかい毛が生えた、見た目のインパクトが大きい果物です。ベトナム語名の「チョムチョム」は、ぼさぼさした髪を連想させる呼び名です。皮をむくと半透明の白い果肉が出てきて、プルンとした食感で甘く、ライチに似ています。

筆者がスーパーで確認した価格は1kgあたり4万6,550ドン(約280円)。本記事のライチやマンゴーの価格目安より少し安く、見た目の珍しさのわりに気軽に試せます。

市場の竹かごに山積みされた赤いランブータン
市場の竹かごに山積みされたランブータン。
皮をむいて白い果肉を見せたランブータン
赤い皮をむくと、みずみずしい白い果肉が現れます。
ベトナムのランブータンの旬、価格、おすすめ度、味わいを紹介する図
毛のある赤い皮と、ライチに似た甘い果肉が特徴のランブータン。

詳しく読む:ランブータン図鑑|ランブータン物語|ランブータンの食べ方

4. ライチ(Vải:ヴァイ)

日本で冷凍品しか食べたことがない人にこそ試してほしいのが、生のライチです。果肉はプルンとして、筆者にはランブータンよりも甘く感じられました。旬は5〜6月と短く、時期を外すと手に入りにくくなります。筆者の周辺では、2026年はあまり見かけませんでした。価格はマンゴーと同じく1kgあたり5万ドン前後(約300円)。旬の生ライチは、「その年に出会えたらラッキー」くらいの気持ちで探すとよいでしょう。

葉と枝が付いた房の状態の生ライチ
葉と枝が付いた房の状態で手に入る生ライチ。
器に盛った生ライチと皮をむいた白い果肉
赤い皮をむくと、みずみずしい白い果肉が現れます。

詳しく読む:ライチ図鑑|ライチ物語|ライチの食べ方

5. ロンガン(Nhãn:ニャン)

ライチやランブータンと同じ仲間で、果肉がプルンとして甘い果物です。サイズはひと回り小さく、皮は薄茶色。小粒で食べやすく、おやつにちょうどよい大きさです。

筆者が見た値札の元の価格は1kgあたり7万9,900ドン(約480円)で、本記事のライチやマンゴーの価格目安より高めでした。ただし、購入時には値引きされていて、0.86kgで3万8,700ドン(約230円)。1kgあたりに換算すると4万5千ドン(約270円)でした。スーパーでは値札の「元の値段」だけを見て諦めず、割引表示も確認してみてください。

売り場に枝付きで山積みされたロンガン
売り場に枝付きで山積みされた、小粒のロンガン。
器に盛ったロンガンと皮をむいた半透明の果肉
薄茶色の皮をむくと、半透明のみずみずしい果肉が現れます。

詳しく読む:ロンガン図鑑|ロンガン物語|ロンガンの食べ方

ベトナムのライチとロンガンの旬、価格、味わいを比較する図
近い仲間でありながら、旬や風味が異なるライチとロンガン。

6. ドラゴンフルーツ(Thanh long:タインロン)

ピンク色の見た目で知られるドラゴンフルーツは、ベトナムが主要産地のひとつで、ほぼ一年中手に入ります。旬をあまり気にせず、多くのスーパーで比較的手頃に買えるので、ほかの果物の旬を逃したときの選択肢として覚えておくと便利です。ここでは、白い果肉と赤い果肉のタイプを紹介します。白い果肉はみずみずしく、さっぱりとした味わい。赤い果肉は少しねっとりとして、甘みが強めです。赤い果肉は果汁で手が染まりやすいため、食べる際は注意してください。

価格は1kgあたり3万ドンほどで、筆者が購入したときは1個(約0.55kg)で1万7千ドン(約100円)でした。この記事で紹介する果物の中でも特に手頃です。

売り場に並ぶ赤、黄、緑のドラゴンフルーツ
売り場に並ぶ、色の異なるドラゴンフルーツ。
かごに山積みされた赤いドラゴンフルーツ
かごに山積みされた、鮮やかな赤いドラゴンフルーツ。
半分に切った白い果肉のドラゴンフルーツ
みずみずしく、さっぱりとした味わいの白肉種。
食べやすい大きさに切って器に盛った赤い果肉のドラゴンフルーツ
甘みが強く、色鮮やかな赤肉種。
ベトナムのドラゴンフルーツの旬、価格、おすすめ度、味わいを紹介する図
赤肉と白肉で味わいが異なり、ほぼ通年楽しめるドラゴンフルーツ。

詳しく読む:ドラゴンフルーツ図鑑|ドラゴンフルーツ物語|ドラゴンフルーツの食べ方

7. パパイヤ(Đu đủ:ドゥードゥー)

筆者が食べた完熟パパイヤは、みずみずしく、ねっとりととろけるような口当たりでした。現地で試してほしい果物のひとつです。

パパイヤの木の幹にまとまって実る青い果実
木の幹にまとまって実る、熟す前の青いパパイヤ。
皿に盛った丸ごとの青いパパイヤと半分に切ったオレンジ色の完熟果
半分に切ると、オレンジ色の果肉と黒い種が現れます。
ベトナムのパパイヤの旬、価格、おすすめ度、味わいを紹介する図
現地で完熟ならではの濃厚な甘さを楽しめるパパイヤ。

詳しく読む:パパイヤ図鑑|パパイヤ物語|パパイヤの食べ方

8. パイナップル(Dứa:ズア)

筆者がベトナムで購入したパイナップルは小ぶりで、適度な歯応えがありながら柔らかい食感でした。価格は1個2万5千ドン(約150円)。市場ではその場で皮をむいてくれることもあり、皮をむいたあと、残った硬い部分(いわゆる「芽」)をらせん状に取り除く切り方も見どころです。

売り場に山積みされたベトナムの小ぶりなパイナップル
売り場に山積みされた、小ぶりなパイナップル。
路上で皮をむいて袋詰めされたベトナムのパイナップル
路上では、皮をむいて袋に入れた状態でも販売されています。
器に盛った食べやすい大きさのカットパイナップル
食べやすい大きさに切り、器に盛ったパイナップル。
らせん状に芽を取り除いて盛り付けたベトナムのパイナップル
らせん状に芽を取り除き、食べやすく切り分けたパイナップル。
ベトナムのパイナップルの旬、価格、おすすめ度、味わいを紹介する図
小ぶりで甘く、市場のらせん切りも見どころのパイナップル。

詳しく読む:パイナップル図鑑|パイナップル物語|パイナップルの食べ方

9. ココナッツ(Dừa:ズア)

ストローを挿してココナッツウォーターを飲むのが定番ですが、飲み終わったあとの白い果肉も食べられます。若い実の果肉は柔らかく、成熟が進むと厚みが出て歯応えも強くなります。カフェの飲み物やチェー(ベトナムの甘味)にもよく使われます。

価格はスーパーで1個3万1千ドン(約190円)。ココナッツウォーターを飲んだうえに果肉まで食べられると考えると、満足度の高い1個です。

市場の売り場に積まれた緑色と茶色のココナッツ
市場に並ぶ、緑色と茶色のココナッツ。
外皮を削ってストローを挿した飲用のココナッツ
外皮を削り、ストローを挿してココナッツウォーターを飲みます。
ベトナムのココナッツの価格、おすすめ度、飲み方と食べ方を紹介する図
ココナッツウォーターを飲んだあとに白い果肉も味わえるココナッツ。

詳しく読む:ココナッツ図鑑|ココナッツ物語|ココナッツの食べ方

10. パッションフルーツ(Chanh leo:チャインレオ)

半分に切ってスプーンですくって食べます。種ごと食べるため、プチプチとした食感と甘酸っぱさを楽しめます。ジュースにするのも現地では定番です。

価格は1kgあたり3万9千ドンほどですが、1個が小さくて軽いため、筆者が購入したときは3個(約0.2kg)で8千ドンあまり(約50円)でした。1個あたり3千ドン未満で、気軽に試せます。

市場のかごに並べられた紫色のパッションフルーツ
市場のかごに並ぶ、紫色のパッションフルーツ。
皿に盛った丸ごとと半分に切ったパッションフルーツ
半分に切り、種ごとスプーンですくって食べます。
ベトナムのパッションフルーツの旬、価格、おすすめ度、味わいを紹介する図
甘酸っぱさと種の食感を楽しめるパッションフルーツ。

詳しく読む:パッションフルーツ図鑑|パッションフルーツ物語|パッションフルーツの食べ方

珍しいベトナムの果物・個性派5種|写真で見分ける

個性派を試すとき

香りや食感に特徴がある果物は、最初から大きな実を買わず、カット済みや少量の商品から試すと好みを見つけやすくなります。

11. ジャックフルーツ(Mít:ミッ)

世界最大級の果物で、市場やスーパーでは黄色い果肉を小分けにして売っています。丸ごと買う必要がないため、初心者でも試しやすい果物です。サクサクとした食感で、強く甘い香りがあります。

木の幹から垂れ下がる2個の大きなジャックフルーツ
木の幹に直接実る、大きなジャックフルーツ。
売り場で小分け包装された黄色いジャックフルーツの果肉
売り場では、黄色い果肉を小分けにした商品も選べます。
ベトナムのジャックフルーツの旬、価格、おすすめ度、味わいを紹介する図
小分けなら挑戦しやすい、甘い香りのジャックフルーツ。

詳しく読む:ジャックフルーツ図鑑|ジャックフルーツ物語|ジャックフルーツの食べ方

12. ドリアン(Sầu riêng:サウリエン)

「果物の王様」と呼ばれるドリアン。ハノイでは、バイクの荷台にドリアンを積んだ路上の売り手をよく見かけます。丸ごとの実だけでなく、その場で割った実を金網のかごに並べて売っていることもあり、近くを通ると独特の甘く濃い香りが漂ってきます。

筆者はスーパーで購入し、カフェに持ち込んで試食しました。価格は1kgあたり10万9千ドン(約650円)で、購入したひとかたまりは約1.46kg、15万9,396ドン(約960円)でした。ただし、匂いの問題から店内ではなく屋外のテーブルに案内されました。飲食店などで食べたい場合は、持ち込みできるか事前に確認しましょう。

大きな種のまわりに、触るとすぐ崩れるくらい柔らかい果肉があります。食感はクリームチーズのようになめらかでクリーミー、味わいはねっとりと濃厚です。匂いも含めて扱いが難しく、筆者としてはおすすめ度は控えめの★2つとしました。

スーパーの竹かごに山積みされた丸ごとのドリアン
スーパーの売り場に山積みされた丸ごとのドリアン。
バイクの荷台にドリアンを積んだ路上の売り手
バイクの荷台で丸ごとの実を販売する、路上のドリアン売り。
スーパーで殻ごと小分け包装されたドリアンの果肉
スーパーでは、殻ごと小分け包装された商品も並びます。
黒い容器に盛られた淡い黄色のドリアンの果肉
大きな種を包む、柔らかく濃厚なドリアンの果肉。

なお、後述のとおり、ドリアンはベトナムの政府機関が発行した検査証明書を添付し、日本入国時の輸入検査に合格すれば持ち込めます。

ベトナムのドリアンの旬、価格、おすすめ度、味わいを紹介する図
濃厚な味と強い香りが特徴の「果物の王様」ドリアン。

詳しく読む:ドリアン図鑑|ドリアン物語|ドリアンの食べ方

13. カスタードアップル(Na:ナー)

うろこ状の緑の皮が特徴で、ハノイでは「ナー」と呼ばれます。名前のとおりカスタードのような甘さといわれますが、筆者が食べたものは完熟前だったようで、思ったよりシャリッとした食感でした。種は大きめで、皮は手でむけるほど柔らかくなっていました。完熟すれば、さらにクリーミーな食感になりそうです。

皿に盛った丸ごとのカスタードアップル
うろこ状の緑色の皮が特徴のカスタードアップル。
半分に切ったカスタードアップルの白い果肉と黒い種
半分に切ると、白い果肉の中に黒い種が並んでいます。
ベトナムのカスタードアップルの旬、価格、おすすめ度、味わいを紹介する図
完熟するとクリーミーな甘さを楽しめるカスタードアップル。

詳しく読む:カスタードアップル図鑑|カスタードアップル物語|カスタードアップルの食べ方

14. ザボン(Bưởi:ブオイ)

大きな柑橘で、ベトナムでは一年中よく見かけます。サラダにも使われる定番果物です。筆者も食べていて、サクサクとした食感と、爽やかな甘みに軽い酸味が加わった味わいが印象的です。筆者が食べたものは、緑色の厚い皮と白いワタの内側に、ピンク色の果肉がぎっしり詰まっていました。

スーパーの売り場に山積みされた緑色のザボン
スーパーの売り場に山積みされた、緑色の大きなザボン。
オレンジ色のネットで個包装されたザボン
売り場では、ネットで個包装されたザボンも並びます。
皿に盛ったピンク色のザボンの果肉とベトナムのつけ塩
ベトナムでは、むいた果肉につけ塩を添えて楽しむこともあります。
皿に盛った皮をむいたピンク色のザボンの果肉
薄皮をむくと、みずみずしいピンク色の果肉が現れます。
ベトナムのザボンの旬、価格、おすすめ度、味わいを紹介する図
爽やかな甘みと軽い酸味、サクサクした食感が特徴のザボン。

詳しく読む:ザボン図鑑|ザボン物語|ザボンの食べ方

15. ミルクフルーツ(Vú sữa:ヴーシュア)

切ると白い果汁がにじむことから、「お乳の果物」という意味の名前が付いています。旬が冬(11〜3月ごろ)のため、2026〜2027年の冬に実食して追記する予定です。

ベトナムのミルクフルーツの旬、価格、味わいと果物選びのチェック項目を紹介する図
冬が旬のミルクフルーツと、果物を楽しむ前の確認ポイント。

詳しく読む:ミルクフルーツ図鑑|ミルクフルーツ物語|ミルクフルーツの食べ方

ベトナムの果物はどこで買う?ハノイの市場・スーパーでの買い方

ハノイで果物を買う方法は、大きく分けて4つあります。筆者は用途に応じて使い分けています。

スーパー、青空市場、果物専門店、GrabMartを比較した購入先一覧
スーパー・青空市場・果物専門店・GrabMartの特徴を比較しています。

果物専門店 — 贈り物ならここ

果物だけを扱う専門店です。結婚式やお見舞いなどの贈り物用に、果物をかごに盛り、ラッピングまでしてくれます。自宅用はもちろん、果物を贈りたいときにも便利なお店です。

店頭にさまざまな果物を並べたハノイの果物専門店
店頭に多彩な果物を並べた、ハノイの果物専門店。
果物を花や動物の形に飾り付けたディスプレイ
果物を花や動物の形に仕立てた、華やかなディスプレイ。

スーパー(GO!・WinMart) — 手軽に買える定番の購入先

普段の買い物には、近所のスーパー(GO!やWinMart)が手軽です。筆者が利用するGO!では、量り売りの果物は売り場での計量が必要です。果物をビニール袋に入れたら売り場の店員に渡し、その場で計量して価格タグを貼ってもらいます。それを持ってレジで会計する方式です。最初は戸惑いますが、タグを貼ってもらえば、あとは通常の買い物と変わりません。

赤い外壁とGO!の看板が見えるスーパーマーケットの店舗外観
赤い外壁と大きな看板が目印のスーパーマーケット「GO!」。
WinMartの店内に並ぶ色とりどりの果物売り場
色とりどりの果物がかごに並ぶ、WinMartの果物売り場。
ベトナムのスーパーで果物を袋に入れ、売り場で計量し、レジで会計する流れ
筆者が利用するGO!では、売り場で計量して価格タグを付けてもらってからレジへ進みます。

青空市場 — 路上に売り台が並ぶローカルな買い場

街の青空市場では、売り手がバイクで果物や野菜を運び、路上に売り台を出して販売しています。営業時間や品ぞろえは、市場や時間帯によって異なります。量り売りが基本です。ベトナム語ができなくても、翻訳アプリを使えばやり取りできます。筆者も翻訳アプリを利用しています。

ハノイの青空市場に並ぶ色とりどりの果物と花
色とりどりの果物や花が所狭しと並ぶ、ハノイの青空市場。
街路沿いに果物や日用品の売り台が並ぶ青空市場
街路沿いに果物や日用品の売り台が並ぶ、ローカルな市場風景。

GrabMart — 在庫と価格を先に比べたいとき

GrabMartはハノイでも利用でき、現在地の近くにあるスーパーや果物店の商品を検索できます。珍しい果物が店頭にあるか分からないときや、ホテル・自宅まで届けてほしいときに便利です。ただし、表示される店と在庫は現在地や時間帯によって変わり、店頭価格と同じとは限りません。商品価格、配送料、手数料を含む最終金額を確認してから注文します。

旅行者なら、まずは買いやすいスーパーで試し、在庫確認にはGrabMart、慣れてきたら市場、贈り物には専門店という使い分けがおすすめです。

ベトナムの果物は日本へ持ち帰れる?植物検疫の注意点

日本へ持ち帰る前の注意

生の果物を日本へ持ち帰れるかは、種類や条件によって異なります。購入前に最新の植物検疫情報を確認し、自己判断で荷物に入れないようにしてください。

お土産にしたい人ほど注意が必要です。ベトナムから手荷物として持ち帰る生の果物は、その多くが日本への持ち込み禁止です。

  • 持ち込み禁止(生果実): マンゴー、ドラゴンフルーツ、マンゴスチン、ライチ、ランブータン、ロンガン、パッションフルーツ、パパイヤ、カスタードアップル(バンレイシ)、ザボン(かんきつ類)、ミルクフルーツ(スターアップル)、バナナなど
  • 検査証明書と入国時の検査が必要なもの: ドリアン、パイナップル、ココナッツ、タマリンド(輸出国の政府機関が発行した検査証明書の添付と、日本入国時の輸入検査が必要)
  • 事前に個別確認が必要なもの: ジャックフルーツは、参照した国別一覧に掲載がないため、購入前に植物防疫所へ確認してください。
  • 加工状態によって扱いが異なるもの: ドライフルーツなど。種類や加工の程度によって扱いが異なるため、判断に迷ったら植物防疫所へ確認してください。
ベトナムから日本へ果物を持ち帰る際の植物検疫ルールを示した図
生果実の多くは持ち込み禁止です。条件付きの品目には検査証明書と入国時の輸入検査が必要です。

「せっかく買ったのに空港で処分」とならないよう、生の果物は現地で食べ切るのが基本です。お土産に加工品を選ぶ場合も、未開封の市販品であれば一律に持ち込めるわけではありません。判断に迷ったら、商品の種類や加工状態を伝えて植物防疫所へ確認しましょう。

※2026年10月6日に、植物防疫所のベトナムからの携行品の輸入規制一覧と海外からの持込みFAQを再確認しました。経由地によって条件が変わる場合もあるため、渡航前に最新情報をご確認ください。

ベトナムの果物についてよくある質問

初めてなら、どの果物がおすすめですか?

本記事ではマンゴー・マンゴスチン・ライチをおすすめしています。旬が合わない場合は、パイナップルやドラゴンフルーツも候補です。名前・味・旬の早見表で好みに近いものを選んでください。

1,000円でどのくらい買えますか?

本記事の換算目安では1,000円は約16万7千ドンです。マンゴーが1kgあたり5万〜6万ドンなら、約2.8〜3.3kg分に相当します。実際の購入量は売り場の単価と計量結果で変わります。旅行中は食べ切れる少量から買うとよいでしょう。

名前が分からない果物は、どうやって注文しますか?

本記事の写真やベトナム語名を店員に見せ、欲しい個数や重さを伝えると確認しやすくなります。翻訳アプリも利用できます。値札は「1kg」「100g」「1個」などの単位を確認し、支払い前に合計金額を確かめましょう。

ベトナムの果物を日本へのお土産にできますか?

生の果物には持ち込み禁止のものが多く、条件付きの品目でも必要な手続きがあります。加工品も種類や製法で扱いが異なるため、持ち帰りと植物検疫の項目と植物防疫所の最新案内を確認してください。

まとめ|ベトナムの果物を楽しむ3つのポイント

最後に、この記事の要点です。

  1. 初心者はマンゴー・マンゴスチン・ライチから。おすすめ度が高く、日本で食べる果物との違いも感じやすい3種類です。マンゴスチンは筆者のいちばんのお気に入りでもあります。旬が合わないときは、通年手に入りやすいパイナップルやドラゴンフルーツを試してください。
  2. 旬を狙う。ライチ(5〜6月)やマンゴスチン(5〜8月)は、旬を外すと手に入りにくくなります。
  3. 生の果物は現地で食べ切る。日本へ持ち込めないものが多いため、お土産に加工品を選ぶ場合も、商品の状態や原材料を確認し、判断に迷ったら植物防疫所へ問い合わせましょう。
ベトナムの果物を楽しむための3つの要点をまとめた図
迷ったら定番から、旬を逃さず、生の果物は現地で食べ切るのが基本です。

各果物の「詳しく読む」から、図鑑・物語・食べ方の記事をご覧いただけます。次の旅行やベトナムでの生活で、まずは気になった果物をひとつ試してみてください。

果物を盛った皿と飲み物を前に、次の旅で試す果物を問いかける締めくくりの図
次のベトナム旅行では、気になった果物をひとつ試してみてください。

価格・購入先・検疫の参考資料

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この記事を書いた人

ベトナム・ハノイ在住。現地の市場やスーパーで実際に果物を購入し、味・旬・選び方・食べ方を紹介しています。日本ではあまり知られていない南国フルーツの魅力を、現地での体験をもとに分かりやすくお伝えします。

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